2023年10月29(土)・30(日)に、SEMオータムキャンプを開催しました。
このオータムキャンプは、
「東京・横浜」と「京都・大阪・神戸」のあいだでスルーされがちな名古屋の魅力が確かにわからない… 」
という愛知県民 知久の素朴な疑問から生まれたキャンプ。
おうちSEM SQUAREAS(OSS)のみなさんと、メタバースでの交流場所メタライフでおしゃべりしている時に、
「じゃあ、みんなで名古屋に行ってみよう!」
と盛り上がり、実現したものです。
オータムキャンプでの探究は「SEMのETMタイプ1拡充体験」。
SEMのスペシャリスト知久麻衣ならではのSEM的な視点を盛り込み、入念な下調べのもと実行されました。
このレポートでは、「オフ会」ともなった名古屋でのオータムキャンプの様子をお伝えします!
1日目
名古屋レトロ街歩き
1日目は、名古屋駅を出発し、円頓寺商店街、四間道を街歩きしながら名古屋城を目指す活動でした。
まず、名古屋駅で集まった時から、歓喜の声が!
普段、オンラインで会っていた仲間や講師陣に「直に」会える!おしゃべりできる!ということで、そこここで、喜びの声が上がっていました。
名古屋駅では、それぞれが食べたい「名古屋メシ」を堪能。
きしめんや味噌煮込みうどんが人気でした。
そのあとは、いよいよ名古屋城を目指します。
名古屋城までは、約4km。
ちょっと大変かな?と思いましたが、街をじっくり見てもらう工夫として準備しておいた、おさんぽビンゴや謎解きも楽しみがら、みんな元気いっぱいに歩きました。
途中の神社でおみくじを引いたり、円頓寺商店街で開催されていたフリーマーケットを眺めたり…。
特に楽しそうだったのは、食べ歩きです。商店街で買ったものをみんなで食べるのは、美味しくて楽しいひと時だったようです。
名古屋城では、謎解きに駆けずり回ったり、城内の様子に驚嘆したり、商店街で買った下駄を履いて「信長」と写真を撮ったり、なりきって遊んだり、思い思いにすごしていました。
歩きに歩いて2万歩!のあとは、”みんなで名古屋メシ”の時間。
世界の山ちゃんで「手羽先」を堪能しました。
子どもたちは、もうすっかり仲良くなっていて、保護者の方同士もじっくり、ゆっくりおしゃべりを楽しんでいました。
学校のこと、子育てのこと、話はつきません。
1日目だけで帰らなければいけない生徒さんたちは、ちょっとしょんぼり…。
「また会おうね!」と、後ろ髪をひかれながら帰途についていました。
2日目
ジブリパークを楽しもう
愛知といえばジブリパーク!
と、その前に、
名古屋といえばモーニング!
というわけで、まずは、名古屋モーニングのお店へ。
おじゃましたお店は、一日中モーニングをやっているという評判のお店。
レトロな雰囲気のお店の中は、地元のカリモク家具やアデリアグラスがノスタルジックでかわいく、落ち着いた雰囲気でした。
撮影 知久麻衣
撮影 上田志穂
あんバターサンドが絶品!
みんなで、本場のモーニングとこだわりを体験できました。
さあ、いよいよ、”夢の乗り物”、日本で唯一の磁気浮上式リニアモーターカー「リニモ」に乗って、ジブリパークへ向かいます。
みんなでリニモや地下鉄に乗るのも、SEM的拡充体験になります。
車窓から名古屋郊外の景色を眺めたり、おしゃべりに花を咲かせながら「愛・地球博記念公園駅」に到着しました。
ジブリパークは、2005年に開催された日本国際博覧会(愛知万博/愛・地球博)長久手会場の跡地に開設された、広大な愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内にあります。
今回はその中の「ジブリの大倉庫」へ。
撮影 上田志穂
ここでも、それぞれのペースで、それぞれに好きな場所を見てまわりました。
ショートフィルムに感じ入ったり、場面が再現されている造形物に見入ったり。
ジブリといえば、食べ物の描写が印象深いですが、そのおいしそうな描写の秘密に迫る展示は見応え十分でした。
おみやげも買って、すべてのプログラムが終了。名残惜しすぎる2日間のオータムキャンプも終わりの時となりました。
「帰りたくなーい」みんなの声が重なります。
見送るエレベーター塔も物寂しい佇まいに感じました。
みんなの感想
キャンプ後に保護者の方、生徒さんからいただいた感想です(原文ママ)
うちは、学校に通っていないので、リアルでお付き合いがあるお友達はほとんどいないため、ちゃんと子供たちと馴染めるかが不安でしたが、楽しそうにしている姿をみて安心致しました。
実際に子供同士で沢山交流させていただいたことで、うちの子は「お友達が欲しい」と感じるようになったようです。家族以外の人間と交流を持ちたいという気持ちが芽生えたのがとても嬉しかったです。
名古屋に初めて降り立ちましたが、とっても楽しくて素敵な思い出が沢山できました。どうもありがとうございました。
1日目の食べ歩きが楽しかったです。
親子でとても楽しく参加させていただきました。申し込んだ時からまだかなまだかなと楽しみにしていて、当日もうっとりとしていました。半年間オンラインであたためた友情はリアルでも本物だったみたいです。人のペースに合わせるのは得意ではないですがお友達と一緒に過ごす事が何よりも楽しいという経験ができて嬉しかったです。
リアルでスタッフの先生方や、メンバーの子どもたちにお会いできて、異次元の喜びようでした。
私も、先生方や親御さんとじっくりお話できて楽しかったです。親子ともに、ますますOSSが身近に感じられて、信頼も増しました。
私たちスタッフの心に一番残ったのは、「みんなと会えた!」という生徒さんたちの弾けんばかりの喜びの笑顔でした。
一緒に街歩きをしながらおしゃべりする中で、「こんなにも気の合う人がこの世にいたのか!」と驚く様子も見られました。
イベントが、学びの拡充体験にプラスして、貴重な交流の機会になりうることを実感するキャンプとなりました。
そして次へ
SEMの拡充体験は、「体験をつなぐ、学びをつなぐ」が大切なポイントです。
ある生徒さんは、ジブリパークに行ったあと、今まではあまり興味のなかったジブリ作品をいろいろと見始めました。
作品に出てきた料理が、探究レッスンの中で話題になったりもしました。
こうして生まれたのが、2024年初夏のイベント
本、アニメ、映画で見かけた「あれ、食べてみたい!」に挑むSEMワークショップ
です。
詳しくはこちら↓のページから。
今回のオータムキャンプには、OSS会員以外の方も参加してくださっていました。
イベントは、SEM的探究を試してみたり、OSSのスタッフとも会うことができるチャンスです。
好きのタネをまき、興味関心を拡げ、保護者同士との交流もできるOSSのイベントに、ぜひご参加ください!
文 上田