学び場の理念

学び場のベースとなる「おうちSEM」は、学びを楽しみ深める６つのステップからできています

おうちSEMは、家庭で行うことのできるエンリッチメント（拡充）です。
アメリカ・コネチカット大学のレンズーリ教授らが開発し、アメリカのみならず、世界中で取り入れられているSEM（全校拡充モデル）と、その核であるETM（拡充三つ組モデル）にもとづいています。
個々それぞれの興味や「好き」をベースにした探究や創作で、学びのオーナーシップを育みます。

ETM = Enrichment Triad Model
拡充三つ組モデル

ETM（拡充三つ組モデル）は3つの異なるタイプのエンリッチメント（拡充）でできていて、３つのタイプが相互作用・循環します。
子ども一人ひとりの学び方に合わせた個別最適な学びであると同時に、お互いの学びが相互に影響し合う、協働的な学びでもあります。
SEM（全校拡充モデル）になくてはならない部分です。
おうちSEMは、このETMを家庭でも実践できるよう、考案・調整されたものです。
おうちSEM SQUARESでは、家庭単体では難しい部分をカバーし、個別的でありながら、協力したり、刺激しあえるような場にしていきたいと思います。

全校拡充モデル　
The Schoolwide Enrichment Model
Joseph S. Renzulli & Sally M. Reis

場、カリキュラム、リソース含め学校全体で拡充教育を行い、「学校全体の改善（total school improvement）」を最終ゴールとしています。
「学校は教師にとっても楽しい場であるべき」という「3Es」が基本です。

この「3Es」が、日本の公立学校でも目指されるといいのに！というのが、私たちの思いです。そのための一歩として、このおうちSEM SQUARES の実践を始めます。小さな小さな一歩ですが、おうちSEM SQUARESで学ぶ子どもたちの姿が、「学ぶって楽しいことだよね」という実感となって、社会に広がっていくことを願っています。